これは以前出した住宅コンペ作品です。自分でもあまり真面目にやってないなと、いまさら思うくらいなのでもちろん選外でした笑
でも「住宅にもいろんなカタチがあるんじゃないか」と自分なりにノリで考えたものでもありました。これは移動式家具の家というテーマでやったものですが、あらかじめレールの敷かれた土地の上に、規格サイズの家具や、折りたたみ式のベッドなど、生活を支えるものをおいてゆき、それらをずらしながら使っていくというものです。家具の並びによっては、そこがリビングともベッドルームとも言える空間に変化し、 自由にイエのカタチを変えられるというものでした。
実際住宅にはこれといった決まり事がありません。個人のもちものですから、その人が良いといえばそれまで という曖昧な存在でもあります。そのかわり家具やそれに類する軽めの機能が住むということを作っているのではないか という考えから生まれたものでした。コンビニあるからキッチンいらないとか、コインランドリーいくから洗濯機いらないとか とか。
伊東豊雄が東京遊牧少女の包(パオ)を発表したのが1984年。なにかこれに通じるものがあるかもしれません。
25年以上前の感覚がまだ息づいていることに、改めて面白さをかんじました。
Issei
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