2010年8月20日金曜日

イッセイです。
こちらも、旅の報告です。八月真ん中まで、京都と奈良に古建築の見学調査に行ってました。この調査は建築における境界装置(扉や戸)のデザイン研究の一環なのですが、、、、




そんなややこしいことは抜きにして、美しいものがたくさんありました。桂離宮や、東寺、上賀茂神社、奈良では法隆寺、薬師寺(ベタな場所ですが)などなど、計20カ所以上回りました。 
中でも桂離宮はすごかった。桂離宮は江戸時代の皇族が建てた別荘です。それゆえ、遊びのために作られていますが、材質及びデザイン、など一流のものが集められています。
シーンによって使い分けられる石畳の並びや 橋の両サイドに育てられたら苔など、随所にシンプルだけど遊び心満載の構成で僕らを楽しませてくれました。最後の写真は「関守石」という茶道の作法の一つで、「ここより中に入らないで」という意味を表しています。これも一つの「扉」とみなすことができます。
シュロ縄で十字に結んだだけの「石」にこんな意味を持たせるのはささやかだけどとても美しいですね。
もう一度行きたい場所の一つです。ただしご存知の通り、夏の京都は熱いのでご注意を。。。